方丈記に、似た運命

― 懐かしい古典が、今、蘇る ―


卵巣嚢腫(3回目)の手術日記①~手術前日

ここからは、しばらく卵巣嚢腫の手術の体験談を書きます。

一応、間違ってもらっては困るので書いときます。

手術をしたのは、僕じゃないので。
僕の妻なので。

うちの奥さん、卵巣嚢腫の手術を3回している。
で、順番通りに書くなら、1回目、2回目、3回目の順となる。
ただ、正直、古いのは覚えていないのね。
というわけで、まずは、一番記憶に新しい3回目の手術から書きます。
卵巣嚢腫の手術の雰囲気を知るぐらいなら、参考になるかと。

うちの奥さん、1回目の手術以降、定期的に検査は受けていた。
で、2回目の手術をしてから、再び、腫瘍が大きくなってきた。
で、手術をすることになった。

定期検診はかかりつけ医でしている。
で、かかりつけ医に紹介状を書いてもらう。
そして、日赤で検査・手術となる。

まず、検査は、超音波検査と造影MRI検査の2つ。
超音波検査は大したことないけど、MRI検査はちょっと大がかりな検査。
このMRI検査、したことある人なら分かるけど、相当うるさい。
例えるなら、工事現場。

検査が終わると、数日後に、再び、日赤に行く。
そして、担当医から説明を受ける。
で、この時の説明は、身内の者も同伴となる。

・検査結果の内容
・手術方法
・手術が難航した場合の処置の方法
・同意書

など、色々と説明を受ける。
で、これが終わると、今度は、入院受付で入院についての説明を受ける。

・入院に関する資料、パンフレットの受け取り
・健康保険限度額適用認定証の申請方法について
・その他の必要事項

などについて。

【手術前日の状況】
11月10日が手術日であるため、前日の11月09日に入院でした。
入院予定時刻は14時。
でも、なんやかんやで準備がもたつく。

で、到着したのは14時半。
特に問題はなかった。
一応、確認したところ、「大幅に遅れる場合は連絡が欲しい」とのことだった。
「大幅に遅れる」というのが、どの程度かは聞かなかったけど。
まー、30分程度なら問題なしか。

日赤に着くと、そのまま入院受付に向かう。
で、一旦、そこで色々と説明を受けたり、かるーく本人確認が行われる。
で、僕の妻、出産を含めて、ここの病院に入院するのは4回目。
だから、だいたい分かっている。

で、毎回、婦人科病棟まで案内をされるんだけど、うちの奥さん、
「私のこと、誰だと思っているわけ?もうここ4回目よ、4回目。だいたい分かっているわよ!」
と、桃井かおりのように言うこともなく、「あっ、もう一人でいけます」って言うと、さっさと行ってしまう。

一応書くと、「健康保険限度額適用認定証」がすでに届いていたら、この時点で提示するように言われる。
もし来てない場合は、退院日までに、身内の誰かにもってきてもらうのでOK。
まー、このへんは、病院の指示通りにすれば問題なしと。

入院受付が終わると、産婦人科のナースステーションに到着。
で、本人確認となる。

・本人確認
・手術日
・部屋
・手術の内容

といったことの確認が行われる。
そして、これが終わると、部屋に案内される。
で、部屋に入ると、再び、かるーく本人確認。
そして、名前が書かれたリストバンドを装着する。

少し、部屋のことを書くと、いつも二人部屋です。
もちろん、婦人科病棟なので、男の人はいないので大丈夫。
「入院=個室」というのもあるだろうけど、二人部屋でも問題なしだと思う。

それで、部屋に通されると、再び、看護婦さんがやってくる。
まず、簡単な自己紹介がある。
そして、次に、書類の確認が行われる。

具体的にどんな書類かというと、次のようなもの。

・手術スケジュール表(①)
・入院診療計画書(内容は手術スケジュール表と同じですが、こちらの方が大雑把な流れを記載しています。)(②)
・タイトルなしの紙(③)
・「輸血を受けられる患者様へ」とかかれた用紙(④)
・輸血及び血漿分画製剤同意書(⑤)
・麻酔説明書と同意書(⑥)
・手術説明書と同意書(⑦)
・「静脈血栓症と肺血栓症の予防対策」と書かれた用紙(⑧)

これらの内、①、②、③は手術の予定表に関する書類。
⑤、⑥、⑦については、手術を行うにあたっての同意書に関する書類。
そして、全ての書類について、看護婦さん、麻酔科医、産婦人科医から説明がある。
同意書については、本人だけでなく身内の同意も必要です。
この同意書は、二部あるので、二部ともサインがいります。
で、病院と本人が一部ずつを保管する。

また、血液検査、アレルギーの確認、おへその掃除なども行われる。
おへその掃除は、腫瘍をおへそから取り出すため、あらかじめきれいにしておく必要があるんだとか。
また、アレルギーの確認は、つねに聞かれる。

次に、お風呂の話を少し。
ここの病院は、お風呂は、17時までに入ることとなっていた。
で、お風呂の時間は、1人15分。
ただ、産婦人科病棟のお風呂は、待ち時間が長くなる傾向があるとか。
あらかじめ家でお風呂に入って、夕方ごろに病院に入るというのもありかもしれない。
テキトーに書いたけど。

妻がお風呂にいっている間は、僕は留守番をする。
まー、することもないので、手術の予定表を見るぐらいですが。

で、妻が、お風呂から戻ってくる。
そして、改めて、渡された資料を確認したりする。
そして、もうすぐ夕飯。

今回はこの辺で。

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