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バンドワゴン効果/アンダードッグ効果
今回は、バンドワゴン効果とアンダードッグ効果について。
今回も、カタカナ言葉に効果とあるので、一見、すごそうに見える。
でも、実際のところ、大したことはない。
僕たちも、普段の生活で、よく経験する心理学の法則だったりする。
まずは、バンドワゴン効果から。
そもそもバンドワゴンって分かりますか?
僕ねー、正直、これ知らなかった。
バンドワゴンというのは、楽隊車のことらしい。
楽隊車というのは、パレードの先頭を走っている車。
で、パレードが始まると、「なんか楽しいことをしているなー」と少しずつ人が集まり出す。
で、最終的には、完全な人だかりだできる。
それで、バンドワゴンと言うのは、その様子を形容したものらしい。
つまり、みんなが集まっているから、自分も行ってみるってこと。
で、それが転じて、「みんなと同じことをする」ということ。
例えば、こんなことがすぐに思い付くんじゃないでしょうか。
●みんなが持っていると、自分も欲しくなる。
⇒小さい子には、ありがちだと思います。
●みんなが見ている番組だから、自分も見てみる。
⇒欽ドンとかドリフは、まさにこれでした。
昔は、人気番組を見てないと、翌日の学校の会話についていけなかったこともありました。
●みんながダイエットしているから、自分もダイエットする。
⇒○○ダイエットが流行るときは、たいていこのパターンですね。
●みんなが並んでいるから、自分も並んでみる。
⇒行列のできるお店には、この心理が働いているはず。
多分ね。。。
●みんなが残業しているから、自分も残業する。
⇒これもそうなのか?
また、このバンドワゴン効果は、経済ではよく使われる心理効果だとか。
例えば、
・通販売り上げナンバー1
・現在、100を超える会社で導入実績あり
・○○(テレビ番組)で紹介されました
・全米が泣いた
といった文句、見たことないですか?
これらすべてに言えることは、みんなが注目しているということを言いたいわけです。
だから、「あなたも買ってね」と、暗に言っているわけですね。
で、ものを売る時には、こういう謳い文句がある場合がある。
これもバンドワゴン効果を狙ったもの。
ここで、個人的なお話を少し。
僕は、小学生の頃、野球部に入ろうと思っていた。
実際は、バレーボール部に入ったけど。
で、なぜ、野球部だったかと言うと、僕の周りでは、みんな野球部に入っていたから。
しかも、僕が子どもの頃は、サッカー部なんてなかったし、部活も限られていた。
当時、僕は、愛媛県に住んでいた。
で、愛媛県と言うのが、これまた野球が盛んな地域だったのね。
他県の人が聞けば、「愛媛なんか、野球弱いやん」って鼻で笑うかもしれない。
でも、僕が子どもの頃は、少なくとも愛媛県は、野球王国として君臨していた。
例えば、ここで1つ問題。
高校野球は、大正時代に始まり、昭和、平成と続いていますが、全ての元号で優勝している高校が1校だけあります。
どこか分かりますか?
この問題、高校野球マニアにも、ちょっと難しい問題だったりする。
で、答えを言うと、松山商業。
松山商業と言えば、
夏の大会 出場26回 勝利数60 優勝5回 準優勝2回
春の大会 出場16回 勝利数20 優勝2回 準優勝1回
という輝かしい成績を収めている、高校野球の古豪。
特に夏に強いことから夏将軍と呼ばれている野球の名門校。
勝利数は公立高校の中では全国1位。
三沢高校との決勝戦、浦和学院戦での11連続安打(大会記録)、奇跡のバックホーム、など記憶にも残る試合もある。
奇跡のバックホームなんて、もう本当に奇跡の応酬だから。
いや、別に、松山商業の話はどうでも良かったんだけど。。。
まー、要は、そーいう環境で育ったために、当時の愛媛県の子どもは、とにかく野球をする子が多かったというだけの話ね。
で、ここまでがバンドワゴン効果のお話。
で、ここからは、アンダードッグ効果について。
アンダードッグ効果と言うのは、バンドワゴン効果の逆。
つまり、みんながしていないから、せめて自分だけはする、といった心理効果のこと。
例えば、運動会のかけっこ。
たいていの場合、かけっこを見れば、一番とか二番の子を応援すると思うんですね。
で、中頃の順番の子とか、一番最後の子なんかは、あまり応援されない場合が多い。
ただ、僕なんかは、一番最後の子なんかは、けっこう「頑張れー」って応援してしまう。
しかも、本気で。
まー、僕自身が、人生の落伍者なので、ほっとけないんのね。
とにかく、せめて自分ぐらいは、応援してやりたいと思うのね。
で、かけっこだと、たまーに途中で、こけてしまう子もいるじゃないですか。
で、その子が、一生懸命頑張って走る。
そういうのを見ると、僕は、本当に応援したくなるんですよ。
それで、みんなが応援しないから、せめて自分だけは応援するという心理、これがアンダードッグ効果。
別に、応援じゃなくても、何でもいいんだけど。
日本語で言うと、判官びいきか。
つまり、弱い者の肩を持つってこと。
今、アンダードッグ効果の話をするために、運動会のかけっこの話をした。
で、これ以外にもアンダードッグ効果が出る場合がある。
それが選挙なんだとか。
選挙って、投票日前から、新聞もテレビも雑誌も、当落の予想を出すじゃない。
この候補は当選確実、この候補は当選ラインぎりぎりとかって。
で、当然、落選が予想される候補もいるわけ。
ところが、ふたを開けてみると、落選が予想された候補が当選しているケースが見られるんだとか。
意外だけど。
で、実は、僕が今住んでいるとこの、今の市長。
まさに、このパターンでの当選だった。
市長選は、現市長との一騎打ちで、現市長は色んな団体からの支持もあった。
しかも、現市長は、国会議員(衆議院議員)を二期務めていた。
で、下馬評では、現市長が圧倒的有利だった。
僕も、ふつーにそう思っていた。
ところが、実際に、ふたを開けてみたら、今の市長が、千票差で接戦を制してしまった。
それで、この時の市長選は、アンダードッグ効果が働いたんだろうなと思った。
今回はこの辺で。
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