方丈記に、似た運命

― 懐かしい古典が、今、蘇る ―


卵巣嚢腫手術の参考資料①

今回は、卵巣嚢腫手術を受けるにあたっての参考資料について。

手術を受けた人なら分かるけど、手術前って、色んな資料を見せられる。
例えば、前回の手術のスケジュール表もその一つ。
それから、各種同意書もそう。
実際、僕の妻が卵巣嚢腫の手術を受けた時も、多くの資料をもらっている。
資料とか書類とか。

それで、今回は、手術前にもらった資料からMR報告書について書きます。
まー、正直、これもどうでもいいんだけど。

ごめん。
決して、どうでもいい資料ではなかった。
多分、大事な資料なんだろうけど、手術の大変さからすると大したことはない・・・
ような気がする。。。

で、このMR報告書。
そもそも、MRってなに?
僕は、MRの意味が分からなかった。

それで、調べてみると、医学の世界で「MR」って、けっこうあるのね。
で、さらに調べてみると、どうもこの「MR」、「MRI」の略らしい。

久保純子 ⇒ クボジュン
千葉麗子 ⇒ チバレイ
MRI  ⇒ MR

といったところか。

ふーん、MRIのことだったのか。
まー、確かに、このMR報告書って「MRI検査」のことしか書いていない。
このMRIっていうのは、「magnetic resonance imaging」のことなんだけど、日本語だと「核磁気共鳴画像法」となる。

で、僕自身は、MRI検査を受けたことはないけど、大学時代に、NMRを使って実験をしていた。
「MRI」も「NMR」も基本的には変わらない。
そのせいで、「MRI」というと「あー、NMRのことね」って、ちょっと知った風な口を利いてしまう。
まーね、病院とかの検査装置を見て「これって、あれだろ?」みたいな感じで「自分は知ってますよ感」を出すのは、化学出身者の悪い癖だと思うけど。
どうせ、学生時代の知識しか知らないんだし。。。

雑談が長くなったけど、これがMR報告書です。
まー、何かの参考になれば。

~MR報告書~

患者ID:*********
患者名 :○○○○
カナ名 :○○○○
生年月日:○○○〇年○○月○○日
入外  :外来
使用薬剤:*********
検査日 :○○○〇年○○月○○日
検査種 :MRI
部位名称:MRI骨盤
依頼科 :産婦人科
依頼医 :○○○○

【依頼目的】
依頼時病名:左卵巣脳腫
依頼目的 :上記悪性所見の有無等についてご高診ください。

患者様現状:2007年に開腹右卵巣腫瘍摘出手術
      2014年に腹腔鏡下両側卵巣層腫瘍摘出
      以上の手術の既往あり。
      いずれも皮様嚢腫。
      今回は左卵巣は長径75mmと腫大。
内部にSolid Part(+)で皮様脳腫の見え方とは異なっている。

【画像所見】
骨盤単純+造影(GD-DTPA)MRI検査を実施。

両側卵巣は、成熟嚢胞性奇形腫に対して腫瘍摘出術後とのこと。
子宮腹側に60~80センチ程度の多房性嚢胞性腫瘤を認める。
○○信号主体の内容物について、隔壁構造を認める。
一部は、○○信号において、信号低下の領域あり。
また、その内側には、造影剤で濃染する不整領域が認められる。

充実部を有しており、成熟嚢胞性奇形種の悪性転化の可能性あり。
右卵巣構造には、異常は認められず。
腹水を認める。

【診断結論】
左卵巣の成熟嚢胞性奇形腫の悪性転化を疑いあり。

以下、実際のMR報告書には、写真が何枚か貼られてある。
ここでは省略するけど。

その代わりに、簡単に文章で書くと・・・

左卵巣内に塊があって、その一部に白っぽい部分があった。
それで、先生は、この白っぽい部分が悪性に転化している疑いがある(悪性転化が否定できない)、ということが写真から読み取れるとのことでした。

MR報告書については、以上となる。

それで、手術の前には、本人と同居の親族は、先生からの説明を受けることになる。
実際、僕も、妻と一緒に先生の説明を聞いている。

で、今回、僕の妻は、3回目の手術だった。
3回もすると、だいぶ慣れが出てくるのね。
まー、いつもみたいな感じかってなる。

ただ、今回は、検査の段階から、今まではちょっと状況が違うかもしれないと、先生から言われていた。
検査の途中の段階で、ちょっと塊がありますねーと言われていた。

で、手術直前の最後の面談で、先生から色々と画像を見せられる。
で、そこに、画像と一緒に、「左卵巣の成熟嚢胞性奇形腫の悪性転化を疑いあり」と書いてある。
それで、やっぱりね、「悪性転化の疑いあり」とあると、多少は動揺するわけ。
しかも、最後の面談の時って、先生も、どこか重々しい感じで説明をするのね。

それで、その重々しい話の流れの中、先生が「手術中に、万が一、緊急の事態が生じた場合は、奥さんに代わってご主人さんに了解を取ります」って言う。
「ですから、その時は、よろしくお願いします」って。

すると、僕も、「お、お、おう。分かった。ま、ま、まかしとけ」みたいになって、あんたが動揺してどうするみたいになるわけですよ(笑)

まー、最終的に、良性だったので問題なかったけど。
ちなみに、その後の経過観察も問題ないまま来ています。

今回はこの辺で。

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