方丈記に、似た運命

― 懐かしい古典が、今、蘇る ―


健康保険限度額適用認定申請書の書き方

今回は、健康保険限度額適用認定申請書の書き方について。

前回まで、医療費の計算方法について書いた。
正直、難しかった。
計算式が多くて、退屈な内容だった。
ちなみに書くと、今回は、計算式は出てこない。
多分。。。

それで、まず、押さえておいて欲しいのが、自己負担限度額の適用を受ける方法は2つある。
それは、次の2つの方法。

①健康保険限度額適用認定証を申請する。
②高額療養費を申請する。

で、2つあると、「どっちがいい」とか「どっちがお得」という話になる。
で、結論から言うと、「どっちがお得」というのはない。
ただ、「どっちがいい」となると、①の方が良いと思う。

で、①と②で何が違うかと言うと、

①健康保険限度額適用認定証を申請する。 ⇒ 事前申請
②高額療養費を申請する。 ⇒ 事後申請

という違いがある。
つまり、健康保険限度額適用認定証の場合だと、あらかじめ、自己負担限度額の申請をすることになるため、病院で医療費を支払う際には、自己負担限度額の適用を受けた状態で支払うことになる。
つまり、そんなに大金を準備しなくてもいいわけ。

それに対して、高額療養費の場合。
後で、自己負担限度額の申請をすることになる。
ということは、病院で医療費を支払う際には、自己負担限度額の適用がない状態で支払うことになる。
つまり、手元にある程度の大金を準備しておく必要がある。
で、その後、高額療養費の申請を受けて、自己負担限度額を超える部分について、その差額が返金される。

つまり、どちらの方法も結果は同じ。
ただ、健康保険限度額適用認定証を申請する方が、大金を準備しなくてすむ分だけ、楽かもしれない。
実際、病院でも、こちらを勧められる。

それで、健康保険限度額適用認定申請書の書き方について。
まず、健康保険限度額適用認定証の申請書だけど、こんな用紙になる。

現申請書は、病院でもらえると思う。
仮に、もらえなかったとしても、ネットからダウンロードするのでもOK。

それで、公的書類の作成というのは、けっこうめんどくさい。
例えば、年末調整とか確定申告とかは大変ですよね。
ところが、この健康保険限度額適用認定証の申請書類の作成は、むちゃくちゃ簡単。
基本的には、この記入例のような感じで書くのでOK。

で、一応書くと、次のような感じとなる。

①被保険者情報を記入する。
②認定対象者欄は、今回の入院・手術を受ける者の名前を書く。
今回の入院・手術を受ける者が被保険者である場合は未記入でOK。
③送付希望先は、限度額認定証の送付先のこと。
被保険者情報に書いた住所と同じなら、ここも未記入でOK。
④申請代行者欄は、被保険者本人に代わり第三者が申請する場合に記入する。
なので、被保険者本人が申請する場合は未記入でOK。

色々と書いた。
で、被保険者本人が入院・手術をする場合で、本人が申請を行い、限度額認定証を自宅に送付してもらうのであれば、基本的には被保険者情報のみを記入すればOKとなる。
マジ、チョー、カンタン(笑)

念のために、一応書きます。

「被保険者って誰?」って思った人、いるかもしれない。
実は、僕の妻がこのタイプ(笑)
で、ここで言う被保険者とは、健康保険に被保険者として加入している者のこと。
で、分からない場合は、健康保険証を見てみましょう。
すると、健康保険証には、被保険者の氏名が書かれている欄がある。
で、その方が、健康保険の被保険者となる。

例えば、お父さんが健康保険の被保険者で、子どもが健康保険の被扶養者になっている場合を考えてみましょう。
そして、子どもが入院・手術をする場合は、被保険者はお父さんの名前を、認定対象者欄は子どもの名前を書く。
分かるでしょうか?
まーね、書き方がどうしても分からない時は、病院に聞いてください。
多分だけど、すぐに教えてくれると思うから。
少なくとも、僕の妻がお世話になっている病院は、毎回、親切丁寧な説明をしてくれている。

書き終えれば、それを保険者に送付する。

で、ここでも、一応書きます。
「保険者」って分かりますか?
これについても、健康保険証を見れば書いてあるので確認します。
妻の場合は、協会けんぽでしたので、協会けんぽに送付しました。
このあたりも分からなければ、病院が教えてくれます。

で、限度額適用認定証ですが、遅くとも送付日から1週間以内には到着するとのことです。
妻の場合は、送付した日から5日目に郵送されました。

限度額適用認定証は、こんな感じです。

今回はこの辺で。

次のページ>>卵巣嚢腫(1回目)の手術日記 
前のページ>>卵巣嚢腫の入院・手術の費用③ 

無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう