方丈記に、似た運命

― 懐かしい古典が、今、蘇る ―


卵巣嚢腫の入院・手術の費用①

今回からは、卵巣嚢腫の入院・手術の費用について。

前回まで、妻の卵巣嚢腫の入院・手術の話を書いた。
それで、入院・手術がどんな感じかは分かった。
・・・と思う。
よね?

ただ、入院・手術となった場合、費用も気になる。
気になるよね?
間違いないね!
↑誰?(かるくツッコミ)

というわけで、今回は、卵巣嚢腫の入院・手術にかかった費用について書きます。

それで、今回の妻の入院・手術の内容を書くと、次のような感じ。

・卵巣嚢腫(皮様嚢腫)
・4泊5日
・腹腔鏡下手術

これで、いくらかかったと思いますか?
ちょっと予想してもらって良いですか?

10万?
20万?
それとも、もっとか?
分かりますか?

はいっ、答えはこちら!

60,480円

安い!!
4泊5日の卵巣嚢腫の入院・手術の費用が6万円なんてありえなーい!
ですよねー
さらに、下取りがあるとマイナス2万円で・・・

うーん、ちょっと番組が違いますね。
すみません、ふざけてしまって。。。
しかも、そんなに面白くもなくて。。。

ここからは、真面目に書きます。
今回の妻の卵巣嚢腫の入院・手術の費用は60,480円でした。
で、この金額がどうやって出てきたかという話です。

あらかじめ書くと、ここからしばらくは、数字ばかりが出てくる。
で、すごくジミーな内容となる。
正直、つまらない。
だから、興味のない人は、スルーしてください。
まー、知らなくても困りませんし。
知っていたら、ちょっとためになるかなっていうだけの話です。

それで、今回の妻の卵巣嚢腫の入院・手術の費用の領収書は、次のような感じでした。

内訳 費用
診療費小計①      129,663円 
入院費小計② 585円 
包括評価診療費小計③ 51,912円 
 診療費計(①+②+③)  182,160円 
食事療養自己負担額 2,880円 
高額療養減免 124,560円 
請求金額合計 60,480円 

一番下の請求金額合計の欄に、60,480円とある。
これが最終的に支払った金額となる。
で、この60,480円がどこから出てきたかだけど、次の式で出てくる。

【請求金額合計】=【診療費計(①+②+③)】+【食事療養自己負担額】―【高額療養減免】

確認します。
実際に数字を入れて計算してみます。

【請求金額合計】=182,160+2,880―124,560
        =60,480円

60,480円、間違いないですね。

ここで、少しだけ説明します。
まず、診療費計(①+②+③)について。
これ、これが今回の入院・手術でかかった費用なのね。

その額、182,160円。
ただし、知っていると思うけど、健康保険の原則は3割負担。
つまり、この額は、この3割負担の額なのね。

ということは、今回の入院・手術にかかった費用はいくらになるか?
計算できますか?

【実際の手術に要した費用】=182,160*(10/3)
             =607,200(円)

これが、もともとの金額となる。
もともとの金額ってことは、健康保険の適用がなかった場合の金額ってこと。

で、一つ補足すると、実は、入院期間中に病院で食べたご飯、あれにもお金はかかっている。
それが、食事療養自己負担額っていうやつ。
で、その金額、2,880円。

ということは、今回の手術でかかった費用は、おおよそ61万円。
それが、健康保険の3割負担の原則により、おおよそ18万円となる。
しかし、実際に支払った金額は、6万ちょっと。

つまり、本来18万円を支払うべきところを、6万円の支払いですんでいる。
で、これが、なぜかなんですね。
一応書くと、計算間違いではないですので。

で、この謎を解決するヒントになるのが、

「高額療養減免」

というやつ。
ほら、あるでしょ。
で、そこに書かれてある額は、124,560円とある。

つまり、この額の支払いを免除されているんですね。
だから、もし「高額療養減免」がなければ、18万円の支払いとなる。
だから、高額療養減免と言うのは、つよーい味方となる。

で、この高額療養減免が、どうやったら有効になるのか。
それが、今までもこのブログで何回か出てきた、「健康保険限度額適用認定証」の申請をすることなのね。
どこかで、「健康保険限度額適用認定証」の申請をすると、医療費がぐっと安くなるって書いたと思うけど、この「高額療養減免」というのに効いてくるのね。

今回はこの辺で。

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