方丈記に、似た運命

― 懐かしい古典が、今、蘇る ―


雇用保険についてテキトーに語る

今回は、雇用保険について。

先に書くけど、雇用保険を簡単にまとめて書くのって、大変なこと。
しかも、このブログ、一つのテーマをA4で三枚にまとめている。
これでは、絶対に書けない。

それで、僕は、基本的に、僕の妻でも理解できるように書いているつもり。
毎回で申し訳ないけど、うちの奥さん、社会保険は全く知らない。
そーゆー人に、難しいことを分かりやすく説明するのって、とても難しい。
まー、社会保険に詳しい人なんて、そうざらにはいないけど。

で、今回は、以下の3つのポイントから、雇用保険について書きます。
内容は、だいぶうすいけど。。。
①社会保険とは
②雇用保険とは
③雇用保険のメリット

①社会保険とは?
社会保険のお話をする前に、まずは保険について。
保険、分かりますか?
これを説明するのは、意外と難しい。
でも、僕たちもね、たまに、私生活で「保険をかける」って言うときないですか?

例えば、AとBの二つの方法がある。
それで、今回は、Aの方法を選択する。
ただ、Aの方法が失敗しないとも限らない。
そこで、Aの方法が失敗した時に備えて、Bの方法も準備をしておく。

こういう場合に、

「Aの方法が失敗した時に備えて、保険として、Bの方法も準備をしておく」

なんて言ったりする。

保険とは、まさにこれ。
失敗した時のために、別の方法を準備すること。
つまり、リスクの分散。

例えば、マージャンをする人だと、心当たりがあるんじゃないですかね。
上がり役を複数用意して、どっちに転んでも上がれるように、作戦を立てたりしないですか?
この発想が保険。
そして、負けないように、失敗しないように、負けた時のダメージが少なくなるようにする。

それで、このリスクの分散を、国等が主体的に実施していて、加入が強制である保険を、特に「(広義の)社会保険」と言ったりする。
この場合、次の保険関係が成立する。

             保険料を支払う
            ――――――――→
被保険者(労働者)              保険者(政府)
            ←――――――――
             保険給付を行う

保険関係は、保険者と被保険者によって成立する。
被保険者は、もしもの場合に備えて、保険者に保険料を支払う。
保険者には、被保険者から支払われた保険料が集まる。
被保険者にもしもの場合があった場合、保険者は、被保険者に対して保険給付を行う。

大まかな流れは、こんな感じとなる。

例えば、会社員の場合。
給料明細書を見れば、控除欄に「雇用保険(料)」ってないですか?
おそらく、千円から二千円の範囲で、毎月、給料から天引きされていると思う。
これは、あなたが、毎月、保険者(国)に保険料を支払っていることを示している。
そして、あなたにもしもの場合が起きた場合には、保険者(国)からお金を受け取ることができる。
これが雇用保険のシステムとなる。

②雇用保険とは?
雇用保険。
昔は、失業保険と言われていた。
今でも、雇用保険のことを失業保険という人もいる。
会社を辞めた後、失業期間中にもらうお金のことを「失業保険」と言ったり、「失業保険をもらう」と言ったりもする。
これらは、雇用保険が、昔、失業保険だった名残ですね。

ところで、雇用保険と失業保険、
一体、何が違うのか?
これ、僕が思う大きな違いは、これ。

●失業保険の目的:失業者の生活の安定を図ることが目的。
●雇用保険の目的:労働者の生活の安定を図ることが目的。

つまり、現在の雇用保険の方が、目的とする範囲がとても広くなっている。
時間があれば、各法律の第一条を読んで比較するのも良いかもしれない。

③雇用保険のメリット
これ、一番知りたいところだと思う。
つまり、雇用保険が「労働者の生活の安定を図ることが目的」と書いたところで、ほとんどの人は、その恩恵をあまり感じていない。
で、意外とと書くと失礼かもしれないけど、まーまーのメリットはある。

最大のメリットは、いわゆる「失業保険」をもらえるということ。
でも、それ以外にもある。
例えば、教育訓練給付金。
労働者が能力の開発のために教育訓練を受けた場合は、教育訓練給付金を受け取ることができる。

それから、育児休業給付金。
育児休業をした人なら分かると思うけど、その期間中は、育児休業給付金というのをもらうことができる。
このお金、健康保険から出ていると勘違いしている人もいるけど、実は、雇用保険から出ている。
あと、介護休業した場合にもらえる介護休業給付金も同じ。

最後に、この雇用保険の失業等給付をまとめると、次の表となる。
まー、この表自体には、そんなに意味はないけど。。。

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