方丈記に、似た運命

― 懐かしい古典が、今、蘇る ―


コンパニオンのアルバイト①

今回はコンパニオンのアルバイトについて。

僕も、色んなアルバイトをしてきたけど、コンパニオンだけはしたことがない。
当然か。。。
だから、コンパニオンに詳しいわけではない。
ただ、コンパニオンが来るような飲み会には、二度ほど参加したことがある。
いわゆるパーティーコンパニオンというやつ。

それで、今回から二回シリーズでコンパニオンのアルバイトについて、大したことは書けないだろうけど書きます。
まー、コンパニオンに興味がある人には、少しは面白いかなと。。。
あと、ピンクコンパニオンのことは分からないので、悪しからず。

●コンパニオンとは
まず、コンパニオンがどういう仕事なのか、何をするのかということだけど、ひと言で言うと接待。
日本バンケット事業協同組合のホームページを見ると、コンパニオンというのは風俗のイメージがあって良くないとのことで、コンパニオンではなくレセプタントという名称を使用するといったことが書かれてある。

レセプタント(Receptant)=レセプション(Reception:接待・歓迎)+Attendant(付添人・案内係)

さっき上で、コンパニオンというのが風俗のイメージがあって良くないとあった。
で、調べてみたら、コンパニオンの元々の語源は、ラテン語のクム(共に、一緒に)とパニス(パン)だとかで、意味としては「パンを共に食べ合う仲間、すなわち家族」なんだそう。
うーん、なんか、良くね?
ていうか、「コンパニオン=風俗」と思っているヤツ、コンパニオンに謝れ!って思ったけど(笑)

●実際、どういう仕事をするのか。
僕が体験したパーティー形式の場合だと次のような感じとなる。
ちなみに時間は2時間だった。

①飲み会が始まる前に、会場入り口でコンパニオン全員が一列で整列して、お客さんのお迎えをする。
 (お客さんが入るたびに、お辞儀をする。)
②飲み会が始まると、各テーブルに一人ずつコンパニオンが付く。
③コンパニオンが料理の取り分け、飲み物を作ってくれる。
 場合によっては、話を盛り上げてくれたりもする。
④飲み会が終わると、会場入り口でコンパニオン全員が一列で整列して、お客さんの見送りをする。

で、ここからは余談を少し。
ちなみに、僕の場合は、コンパニオンはチャイナドレスを着ていた。
で、僕のいるテーブルにもコンパニオンが付いたけど、アジアンの隅田みたいな感じだった。
いや、別に、かわいいとかかわいくないとか、そんな話ではないので。
ただ、思ったのは、コンパニオンにも色んな顔の人がいて、恐らく面接もあったと思うけど、あまり顔は関係ないのかもしれない。

しかも、この隅田、なんか、手際が悪い感じがした。
声も小さいし。
しかも、少し話をしたけど、なんか要領を得ないというか何というか。。。

後で確認したら、できるコンパニオンは、会長・副会長・来賓などのお偉いさんのテーブルに付くらしい。
で、僕みたいな、下っ端がいるようなテーブルは、下っ端のコンパニオンが付くらしい。
やっぱりなと思ったけど。。。

次に、少人数の飲み会場合。
基本的に大人数のパーティーだろうが、少人数の飲み会だろうが、することは同じらしい。
ただ、少人数の飲み会の場合、お客さんと話す機会が多くなるらしい。
だから、話を盛り上げることができるかが重要なんだとか。
盛り上げるというか、気の利いたコメントができるかというか。。。

あと、少人数の飲み会の場合、お客さんからお酒を勧められることもあるんだとか。
で、僕が知っている会社だと、コンパニオンがお酒を飲むのは禁止されている。
ただ、実際は、飲んでしまう人もいるらしいけど。
しかも、最悪の場合、吐いてしまうこともあるんだとか。

しかも、少人数の飲み会の場合だと、数人のコンパニオンが一台の車を乗り合わせる形で、現場に向かうらしい。
だから、例えば、一人でも吐いてしまうと、みんなが帰ることができなくなるという事態になるとのこと。
なので、お酒が飲めない人は、絶対に飲んではいけないらしい。
ただ、若い女の子だと、自分が飲める量が分からずに、ついつい飲んで悪酔いすることもあるようです。

●研修・会議
仕事ではないけど、研修・会議をする会社もあるんだとか。
いわゆるOJTみたいなやつ。
例えば、挨拶・おじぎの仕方、化粧・身だしなみについて、ビールの注ぎ方、セクハラや酔ったお客さんの対応の仕方、ルールの確認(飲み食いしないとか、もらったチップはちゃんと会社に持って帰るとか)などをするんだとか。
また、たまにだけど、メンバー全員を集めて会議をすることもあるらしい。
あるいは、リーダーだけを集めてリーダー会議をするところもあるとか。

それで、こういう研修・会議がある場合は、トラブルやクレームがあった時に行われることが多いんだとか。
で、基本的には強制参加になるので、これが一番めんどくさいらしい。
しかも、時給は発生しないとか。
いや、僕も詳しいことは知らないけど。。。

●応募の際の注意事項
まず、採用基準について。
これについては、あってなきがごとしだと思う。
というのも、地域にもよると思うけど、少なくとも地方ではコンパニオンの人数は少ない。
少ないなんて言い切っているし、知った風な口調で書いているけど、ほとんど知らないからね。。。

例えば、ホームページで、「コンパニオンの在籍人数○○人」と書いてある。
あるいは、「多くの人が在籍しています」と書いてあるかもしれない。
確かに、在籍人数は多いかもしれない。
しかし、実際に、動員できる人数は相当少ない(と思う)。
都会は知らないけど、地方は、どこもそうだと思う。

だから、アルバイトの募集にきてくれるだけでもうけもの。
採用基準は、あってなきがごとし。
仮にあったとしても、ボーダーフリー状態ではないだろうか。

●すぐに辞められるかどうか
コンパニオンのアルバイトって、そこそこハードルが高いように思う。
特に、初めてコンパニオンをする人にとっては完全未知の世界。
コンパニオンってちょっと特殊だし、かなり抵抗もあると思う
特に、学生がコンパニオンのアルバイトをして、心が折られてしまうことはふつーにあると思う。
そうなった場合に、気になるのが「すぐに辞められるかどうか?」ということ。
あるいは、「もし、辞めさせてもらえなかったらどうしよー」と。

僕は、したことないので知らないから、聞いた話になるけど、すぐに辞めることはできるらしい。
もちろん全部が全部とは断言はできないですよ。
ただ、新人が辞めるのは、会社としても十分に想定の範囲内らしい。
だから、そんなに心配することでもない。

例えば、一回アルバイトをしてもう辞めたくなる。
で、二回目のアルバイトの連絡が来た時点で、「自分には合わないので辞めます」というのも問題ない。
また、一回目のアルバイトをして以降、全く次の連絡がなくて、縁が切れてホッとしていたら、急に連絡がくる場合がある。
大規模なパーティーでコンパニオンの頭数が足りない場合は、片っ端から連絡を入れることもあるんだとか。
この場合も、「行きません」と答えてもいいし、嫌なら電話に出なくてもいい。

それよりも、会社からすると一番困るのは、ベテランに辞められることらしい。
例えば、ベテランが・・・

・お客さんやホテルに迷惑をかけたまま辞めてしまう。
・ベテランの複数人が一気に辞めてしまう。
・ベテランが他の会社に移ったり、自分で会社を立ち上げてしまう。

こういうのは、会社としては痛手らしくて、けっこう神経質になるらしい。

ちなみに、辞める原因について書くと、新人さんだと仕事が合わなかったというのが多いらしいけど、ベテランになると人間関係で辞めることが多いとか。
コンパニオンって女性しかいないんだけど、どうも個性のぶつかり合いがすごいらしい。
それで、最終的には、負けた方が出て行く、嫌になった方が出て行くというのもあるらしい。

今回はこの辺で。

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