方丈記に、似た運命

― 懐かしい古典が、今、蘇る ―


大槻教授VS韮澤社長~UFOバトル①

以前、UFOブームがあった。
その、立役者は、韮澤潤一郎と大槻義彦。
この二人のUFOバトル、とにかく面白かった。
韮澤さんが、UFOを見たとか、宇宙人を見たとか言う。
それを、大槻教授が、

「本当にそれはUFO?」
「本当にそれは宇宙人?」

と質問をしながら、韮澤さんの矛盾点を突いていくという展開。

それで、大槻教授も優しいから、決してとどめを刺さない。
また、韮澤さんも、苦しいとこを突かれても、うまく言い逃れていくのね。
しかも、いつかの回では、「大槻教授、敗れる」ということもあった。
確か、あったと思うけど。。。

それで、今回は、二人のUFOバトルについて書いてみる。

まず、韮澤潤一郎の紹介から。
韮澤潤一郎さんは、1945年に新潟県で生まれている。
UFO、超常現象の評論家。
1995年には、UFO党から参議院選挙に出馬するも落選している。
その後は、たま出版の社長・編集長として活躍している。
たまに、テレビにも出ている。

次に、大槻教授の紹介。
適当に書くけど、大学教授としては、北野大と同じぐらい有名人ではないだろうか。
大槻義彦さんは、1936年に宮城県で生まれている。
筑波大学に合格後、大学院は東京大学へと進学し、最終的に早稲田大学の教授になっている。
博士号を取得した論文のタイトルを読んでみたけど、全く意味が分からなかった。

で、大槻教授と言えば、やはり、火の玉の研究が有名。
世界で初めて、火の玉を作ることに成功している。
また、基本的に科学者であるため、オカルト発言をする者に対しては、厳しい発言をする。
例外的に、韮澤さんには優しいみたいだけど。
後に、韮澤さんとは、ガリバーのCMで共演までしている。
本当は、この二人、仲が良かったのかもしれない。

それで、ここからは、二人のUFOバトルを見ていきたいと思う。

●霊魂の謎
大槻教授:時空って何?時空って?
韮澤さん:だから、テレパシーってのが基本にあるわけです。
大槻教授:テレパシーって何?テレパシーって?
韮澤さん:だから、距離を置いて人間が感応し合えるわけです。
大槻教授:感応って何?感応って?
韮澤さん:空間の中に残っているんですよ、物の中とか。
大槻教授:何で、あなた、それを知ってるの?
韮澤さん:だから、それを長年研究しているんですよ。

●消えた囚人の謎
韮澤さん:東京の某刑務所から電話があって、毎年ね、必ず数件の人がいなくなると。
大槻教授:うん。
韮澤さん:で、それはね「なぜでしょうか?」って電話があったわけですよ。
大槻教授:だけどね、人一人が国の施設から消えたならばね、忽然と消えたならばね、大捜査網を敷くでしょう?
韮澤さん:だから電話があってね・・・
大槻教授:何であなたに密かに電話するの!?

●宇宙人の住民票①
大槻教授:火星人が、あるいは、宇宙人が住民票を取ってもうすでに生活していると、繰り返し言いましたよね?
韮澤さん:ええ。そうですね。
大槻教授:それで、次回は、必ずその住民票を私に見せると・・・
韮澤さん:はいはいはい。
大槻教授:はいはいはいじゃないよ。
韮澤さん:いや、まあ、そういうですね、私もそういう約束をしましたし、たってのそういうご要望があるので・・・ですね、まあ、ここで、今晩ですね、まあ、私、生涯にわたって公開しないつもりでおりました写真をですね、今日はお見せしたいと思っています。
大槻教授:ちょっと待って。写真?住民票を見せるって話よ?
韮澤さん:あるんですけれども・・・
大槻教授:じゃあ、ポケットに入っているわけね?
韮澤さん:いや、よく調べましたらですね、この・・・宇宙安全保障条約によってですね、明かすことは禁止されているんですよ。
     
●宇宙人の住民票②
韮澤さん:大槻先生の言われる証拠というものをですね、突きつけようと・・・
大槻教授:いや、そうじゃない。そんなことはいい。
     宇宙人の住民票を持ってきたかって聞いてるんだよ。
     特に、ここに来るときは持ってくるって言ってたじゃない!?
韮澤さん:もうそれに勝るとも劣らない物がですね・・・(と言って、写真を取り出す。)
大槻教授:いや、違う!違う!ちょっと!ちょっと!
韮澤さん:(写真を見せながら)えー、ここに、あのー、私のですね、友人の・・・まあ、宇宙人のですね、Jさん・・・
大槻教授:ちょっと、あなたの友人に宇宙人がいるわけ?
韮澤さん:ええ・・・友人の友人ですわ。私もですね、これ、非常に大きいリスクを背負ってですね、話しますので。
     えー、まじめにひとつ聞いてもらいたいんですよ。
大槻教授:・・・
韮澤さん:で、これは、映画のワンカットだと思うんですけれども、この手にですね、ここにカメラを持ってますね。
     このカメラの部品をですね、実は、私、もらったんですね。
(と言いながら、宇宙人が使っていたカメラの部品を取り出す。)
大槻教授:うん。
韮澤さん:これが、まさしく、えー、地球外のですね、宇宙人が持っていたものなんですね。
大槻教授:ちょっ、ちょっ、ちょっ、ちょっと、そうすると、あのカメラは、宇宙人が持っていたカメラは、つまり、宇宙のどこかから持ってきたカメラなんだね?
韮澤さん:いや、これは地球のものですよ。
大槻教授:えー!?
韮澤さん:ただ・・・
大槻教授:道具屋で売ってんだろって、そんなもの・・・
韮澤さん:で、先生がね、私の発言が信じられないかもしれない・・・
大槻教授:信じられない!だって、そんなものその辺の道具屋で買えるもの。それがあなた、どこがリスクを・・・
韮澤さん:(手で制しながら)ちょっと枚数が多いので、次いきます。
    (と言いながら、宇宙人が住んでいる星の風景の写真を取り出す。)
     これがですね、彼が住んでいる故郷の星の風景。これが金星の景色だと彼は言っています。
大槻教授:金星っていうのは良いところだねー。
韮澤さん:良い所なんです。水が多くて、とても景色がきれいです(笑)
大槻教授:(写真を指差しながら)金星?
韮澤さん:金星に似ている写真です。
大槻教授:えー!?・・・金星じゃないの?
韮澤さん:金星かもしれないですね。

●日米UFO密約
韮澤さん:石破さん、やっぱり好きなんですよ、このUFO問題が。で、けっこう研究してるんだけれども、まー、任期がーやっぱり1年ちょっとぐらいだったと思うんですけれども、「実際の情報に接することはなかった」ということも、ちょっと言ってましたね。
たけし :それで、田母神さんは?
韮澤さん:田母神さんもね、あのー、やっぱり、あのー、役職におられた方・・・航空自衛隊幕僚長におられたのは2年弱なんですよ。
大槻教授:ほー。
韮澤さん:で、私が入手している・・・自衛隊の色んな事件のデータっていうのは、それより何十年の前のやつがけっこうあるんですよ。だから、その辺のことは、ご存じないわけですよ。
たけし :あれー、だいたい2、3年でグルグルグルグル代えるからね。
韮澤さん:代わっちゃうんです、幕僚長は。
えなり君:じゃあ、誰だったら(日米UFO密約)を知っているんですか?
韮澤さん:やっぱり、官僚なんですけれども・・・
大槻教授:結局、韮澤さん、あれだけ努力して、大物に会われて、結局、そのUFO密約説はあったんですか?
     あったっていうことが分かったの?
韮澤さん:いや、あるということを知らない、ということが分かりましたね。

今回はこの辺で。

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