方丈記に、似た運命

― 懐かしい古典が、今、蘇る ―


卵巣嚢腫手術からの職場復帰

回は、卵巣嚢腫の手術をした場合、どれぐらいで職場復帰できるかという話。

卵巣嚢腫の手術を経験した人なら、だいたいは見当がつくかもしれない。
ただ、実際は、その時の状況にもよるんだけど。

例えば、うちの奥さん。
すでに卵巣嚢腫の手術を3回している。
で、いずれの回も、職場復帰までの期間はバラバラ。
同じように卵巣嚢腫の手術を受けても、こういうことも十分あるのね。

それで、卵巣嚢腫の手術をした場合、

・どれぐらい入院期間が必要か
・どれぐらい職場復帰まで時間がかかるか

というのは重要だと思う。

特に、会社によっては、長期離脱をすると嫌な顔をするところもある。
場合によっては、クビをチラつかせるところもある。
それぐらい、会社にとっても、従業員にとっても、長期離脱はナーバスになりがちなのね。

例えば、僕の妻の場合。
最短だと、(手術日を含めて)手術日から3日目に退院して、(手術日を含めて)手術日から9日後に職場復帰している。
入院日からカウントするとちょうど10日で職場復帰しています。
この場合だけど、次のような感じです。

1日目・・・入院日・・・・・・病院1日目(入院)
2日目・・・手術日・・・・・・病院2日目(入院)
3日目・・・手術後1日目・・・病院3日目(入院)
4日目・・・手術後2日目・・・病院4日目(入院)
5日目・・・手術後3日目・・・退院日(この日に退院して帰宅)
6日目・・・手術後4日目・・・退院2日目(自宅療養)
7日目・・・手術後5日目・・・退院3日目(自宅療養)
8日目・・・手術後6日目・・・退院4日目(自宅療養)
9日目・・・手術後7日目・・・退院5日目(自宅療養)
10日目・・手術後8日目・・・退院6日目(職場復帰)

この時は、腫瘍が大きくなかった。
それで、手術は、腹腔鏡下手術をしている。
この腹腔鏡下手術は、腫瘍が小さいときに行われる手術方法。
お腹に3か所ほど穴を開けて手術をする方法で、お腹を切らなくてすむ方法なのね。
だから、身体への負担が少ない。
それで、手術後の回復もまーまー早い。

で、この時は、本当の退院日は、手術後4日目だった。
ところが、妻の体調は、非常に良かった。
まー、手術後1日目は最悪だったけど。
で、先生に、1日前倒しして自宅に戻りたいと伝えたところOKをもらった。

一応書くと、早く帰りたいと言っても、すぐにOKが出るわけではない。
ちゃんと、体調に問題がないかの確認はあるのね。
あと、自宅療養中の注意事項もいくつかある。
また、職場復帰についても、仕事内容を考慮することになる。

例えば、女性の場合だと、あまりないかもしれないけど、重労働の場合だと、多少、療養期間が長くなる(らしい)。
ただ、僕の妻は、デスクワークだった。
重労働とは正反対の仕事。
しかも、まーまーストレスフリーな職場。
そういう事情もあって、入院期間を1日前倒ししている。

まーね、だいたい、腹腔鏡下手術って、そんなに大変でもないらしい。
うちの奥さん、これなら1週間で職場復帰できるわって言うぐらい。
まー、あくまでも、チャンピオンデータ的なところだけど。

次に、最長の場合。
(手術日を含めて)手術日から9日目に退院して、(手術日を含めて)手術日から19日後に職場復帰している。
入院日からカウントするとちょうど20日で職場復帰している。
この場合だけど、次のような感じです。

1日目・・・入院日・・・・・・・病院1日目(入院)
2日目・・・手術日・・・・・・・病院2日目(入院)
3日目・・・手術後1日目・・・・病院3日目(入院)
4日目・・・手術後2日目・・・・病院4日目(入院)
5日目・・・手術後3日目・・・・病院5日目(入院)
6日目・・・手術後4日目・・・・病院6日目(入院)
7日目・・・手術後5日目・・・・病院7日目(入院)
8日目・・・手術後6日目・・・・病院8日目(入院)
9日目・・・手術後7日目・・・・病院9日目(入院)
10日目・・手術後8日目・・・・退院日(この日に退院して帰宅)
11日目・・手術後9日目・・・・退院1日目(自宅療養)
12日目・・手術後10日目・・・退院2日目(自宅療養)
13日目・・手術後11日目・・・退院3日目(自宅療養)
14日目・・手術後12日目・・・退院4日目(自宅療養)
15日目・・手術後13日目・・・退院5日目(自宅療養)
16日目・・手術後14日目・・・退院6日目(自宅療養)
17日目・・手術後15日目・・・退院7日目(自宅療養)
18日目・・手術後16日目・・・退院8日目(自宅療養)
19日目・・手術後17日目・・・退院9日目(自宅療養)
20日目・・手術後18日目・・退院10日目(職場復帰)

で、最短の場合と比較すると、職場復帰までの期間が2倍になっている。
同じ手術をしてもこの違い。
なぜか?

この時は、初めての卵巣嚢腫の手術だった。
しかも、腫瘍の大きさが10センチを超えていた。
しかも、茎捻転を起こしていて、もう本当に大変な状況だった。

それで、開腹手術となった。
開腹手術と言うことは、お腹を切るということ。
大げさに言えば、軽い切腹。
だから、開腹手術をすると腹腔鏡下手術と比べて、入院期間は長くなる。
自宅療養の期間も長くなる。

しかも、この時は、手術前も大変だったけど、手術後も大変だった。
例えば、腹腔鏡下手術だと、手術をした日は体を動かすことはできない。
でも、翌日には、だいぶ体を動かすことはできるようになる。

ところが、今回の場合、ということは開腹手術の場合だけど、手術の後、数日は体を動かすことができなかった。
寝返りすらまともに打てない状況。
ふだんはギャーギャーうるさいのに、もうね、ほとんど口もきけない状態。
そんなのが数日は続いた。

それで、自宅療養になってからも、痛みが残っていた。
走っても痛い、笑っても痛い、起き上がっても痛い、そんなのが続いた。
とにかく、基本、じーっとしていた。

しかも、この時、先生から「妊娠は無理です」と言われてしまう。
別に、自然妊娠が無理と言うだけで、不妊治療をすれば妊娠は可能だけど。
で、これもあってか、本当に元気のない日が続いた。
ちなみに書くと、特に不妊治療もしなかったけど、奇跡的に子どもはできたけど。

というわけで、卵巣嚢腫の手術をする場合は、手術の方法で、職場復帰までの期間は異なるということですね。

今回はこの辺で。

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