方丈記に、似た運命

― 懐かしい古典が、今、蘇る ―


面白くないけど鉄道ネタ

今回は、鉄道の面白い話を拾ってみた。
面白いと言っても、僕が勝手に面白いと思っているだけ。
まー、興味のない人からすれば、全く面白くないだろうけど。

ちなみにだけど、鉄道の思い出、何かありますか?
僕も、そう大してある方ではないけど、学生時代に県外に出ていたこともあって、よくJRを利用していた。
僕の場合だと、特急しおかぜ、特急やくもの二つ。
で、岡山駅で乗り換えになるけど、四国方面のホームは、瀬戸の花嫁が流れていた。
今では分からないけど、当時は、四国内の駅と、岡山駅の四国方面のホームは、瀬戸の花嫁が流れていた。
今でも、そのせいか、瀬戸の花嫁を聞くと、ジーンとしてくる。

特急やくもは、基本的に山の中を走るので、そこまで印象は残っていない。
しかし、特急しおかぜは、岡山駅を出てしばらくしたら、瀬戸大橋を通過する。
夕方、瀬戸大橋から眺める瀬戸内海は、とても美しい。
しかも、四国に入ってからも、特急しおかぜは、ひたすら海岸線を走る。
で、列車の窓から瀬戸の海が見える。
それがまた美しかった。
僕の場合、鉄道というとそんなことを思い出す。

僕の思い出話はどうでも良かった。

鉄道の面白い話を書きます。
面白いと言っても、腹を抱えて笑うような話ではないので。
あしからず。。。

●スーパーおおぞらの車内放送
これから先、エゾシカなどの野生動物が度々出没する区間を走行いたします。
走行中やむを得ず急ブレーキを使用することがございますので、お立ちの際は手すりなどにおつかまりください。

※スーパーおおぞらというのは、札幌と釧路を最短4時間で結ぶ特急列車。
で、この車内放送、さすが北海道だと思う。
僕も、こんな車内放送、他では聞いたことがない。

●車内放送の比較
JRの場合、民間私鉄もそうかもしれないけど、始発駅を出発すると、車掌が、停車駅と到着時刻を車内放送する。
で、今回は、比較的、停車駅の少ない特急やくもと、日本一の走行距離を誇った特急白鳥とで比較してみます。
参考までに書くと、特急やくもは出雲市―岡山を走り、特急白鳥は大阪―青森を走る。

まず、特急やくもから。

これから止まります駅と到着時刻、ご案内いたします。
次は玉造温泉です。玉造温泉には11時27分に着きます。
松江11時37分、米子11時56分、米子を出ますと伯備線を通ります。
新見には13時ちょうど、倉敷13時45分、終点の岡山には13時56分に到着します。

次に、特急白鳥。

これから先、止まります駅と主な駅の到着時刻をご案内いたします。
次、弘前です。
弘前6時41分、大舘7時13分、鷹ノ巣7時28分、東能代7時51分、秋田8時42分、羽後本荘9時19分、仁賀保9時30分、象潟9時39分、酒田10時9分、鶴岡10時31分、あつみ温泉10時50分、村上11時28分、坂町11時37分、中条11時44分、新発田11時54分、新潟12時17分。
新潟を出ますと、新津、東三条、長岡、柏崎、直江津、糸魚川、魚津、富山、高岡、金沢、松任、小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、鯖江、武生、敦賀、近江今津、京都、新大阪、終点・大阪の順に停車です。

分かりますか。
特急やくもは、停車駅が少ないため、車内放送も30秒ほどで終わる。
しかも、僕が利用していた時代の特急やくもは、倉敷―米子の区間は全く停車駅がない便もあった。
その場合だと、車内放送は、もっと短かったんだろうと思う。

それに対して、特急白鳥。
停車駅が多過ぎて停車駅と到着時刻をセットで車内放送するのは新潟まで。
以降は、停車駅しか車内放送がない。
また改めて車内放送はすると思うけど。
それで、特急白鳥の場合、車内放送は100秒ほどある。
なにげに車掌さんも大変だなーって思うけど。

●はつかり、がっかり、事故ばっかり
昔、特急はつかりという列車があったらしい。
で、このはつかりは事故を頻繁に起こしたため、当時「はつかり、がっかり、事故ばっかり」と揶揄されたそう。
しかも、上述の白鳥は、このはつかりの車両を改良したものだったらしいけど、運運行不能になった際には「瀕死の白鳥」と揶揄されたとか。。。

●海は見えなくてもシーサイドライン
徳島県に牟岐線というJR路線があって、この牟岐線には「阿波室戸シーサイドライン」という愛称がつけられている。
この路線、正直、ほとんど海は見えない。(笑)

●川は見えなくてもブルーライン
徳島県に徳島線というJR路線があって、この徳島線には「よしの川ブルーライン」という愛称がつけられている。
この路線、期待するほど吉野川は見えない。(笑)

●名が体を表していない??
さっき上に書いた牟岐線。愛称は「阿波室戸シーサイドライン」
ここを走る列車を「特急むろと」という。
でも、室戸市にも室戸岬にも行かない。
そもそも高知県にすら入らない。

●坊ちゃん列車に対する誤解。はレトロじゃない??
松山と言えば夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台。
レトロな道後温泉、レトロな道後温泉駅、そして、坊ちゃん列車というレトロな電車が走っている。
正直、見た目はレトロであるが、実際のところは、かなりの最新である。(笑)

●松山駅VS松山市駅
他県の人には紛らわしいが、松山には松山駅(JR)と松山市駅(伊予鉄道)の2つの駅がある。
そして、はじめにできたのがどっちかと言うと松山市駅で、実は、四国で一番最初にできた鉄道駅でもある。
しかも、当初は、この「松山市駅」が「松山駅」だった。
ところが、国鉄(国)の圧力に屈して松山駅の名前を取られて、現在の松山市駅を名乗ることになる。
ちなみに、利用者数は、四国最多の駅でもある。

ついでに書くと、松山駅は、都道府県代表駅(県庁所在地にある駅)として、46番目にできた駅。
で、「うわーっ、47番目でなくて良かった」と思ったのも束の間。
沖縄県にはJRがないので、実質的には一番最後にできた都道府県代表駅なんだとか(笑)

●くろしお、多過ぎか?
現在、京都―大阪―和歌山を走る特急列車に「くろしお」がある。
ところが、過去には、
・四国を走る急行列車「黒潮」
・房総半島を走る準急列車「くろしお」
・四国を走る急行バス「くろしお」
と、たくさんの「くろしお」が存在していた時期があったとか。

●新幹線、どうする?
兵庫県の淡路島と徳島県鳴門市は、大鳴門橋という橋でつながっている。
完成当時は四国に新幹線を通す話があったため、大鳴門橋の下の部分は新幹線が通る構造になっている。
一方、兵庫県本土と淡路島を結ぶ明石海峡大橋はどうかと言うと、自動車専用の橋として造った。
そのため、新幹線が通る構造にはなっていない。
まー、四国に新幹線はいらないか。。。

●地方出身者が大都市に住むと、鉄道の乗り方が分からずに迷う。
これ、僕も含めて、地方出身者のあるあるかと。
地方出身者は、JRや地元の私鉄の乗り方には慣れている。
しかし、大都市の私鉄、地下鉄の乗り方は全く下手くそ。
しかも、大都市だと、一つの駅に、JR、私鉄、地下鉄がある場合も多い。
こうなると、まず、どこに行っていいか分からないし、切符の買い方も分からないし、本当にあせる。
だいたい、地方は、自動改札もないんだから。。。

今回はこの辺で。

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