方丈記に、似た運命

― 懐かしい古典が、今、蘇る ―


プロ野球~阪神タイガース②

引き続き、阪神タイガース。

引き続き、阪神タイガース。

Wikipedhiaで「阪神ファン」というのを見つけた。
気になって、他の球団も調べてみたけど、他の球団ではなかった。
親切な人が「阪神ファン」について書いてくれたのだろう。
一応書くと、「○○ファン」ではないけど、「アンチ巨人」は見つけた。

この阪神ファン。
プロ野球ファンの中でも、最も、熱狂的なファンでもある。
ふつーは「阪神ファン」と書かれる。
熱狂的なファンだと「トラキチ」となる。
きちがい的な阪神ファンということ。
で、新聞だと短く「虎党」なんて書かれる。

昔、元巨人の西本聖さんが、

「巨人ファンにとって巨人は趣味の一つ。阪神ファンにとって阪神は生活の一部」

と言ったとか。

また、関西では有名な評論家の國定浩一さん。
この方もトラキチで、毎年、阪神が優勝した場合の経済効果を試算してくれる。
残念ながら、なかなか優勝しないんだけど。
その國定浩一さんは、次のように言っている。

「阪神ファンにとって球場での応援は「観戦」ではなく「参戦」である。」

とにかく、たかだか野球の試合なのに、南米のサッカーの試合のような入れ込み具合である。

それで、この阪神タイガースを応援する番組に、「熱血タイガース党」という番組がある。
これ、兵庫県のローカル局、サンテレビで放送されている。
そもそも関西は、毎日放送とか朝日放送とか、どこの局も阪神タイガースを応援するスタイルを取ってはいる。
でも、サンテレビは別格。
阪神戦は、試合が終わるまで、最後まで放送する。
「残り時間があと少しになりました」なんてことは全くない。

それで、話を戻して、熱血タイガース党。
野球シーズンがオフの時期に、毎週金曜日の夜八時から放送される。
ちなみに、この番組名。
新聞だと、省略して「虎」と書かれている場合もある。
正直、「虎」だけでは何も分からないと思うけど。
メンバーは次のとおり。

党首(総合司会) : 福本豊
幹事長(司会)  : 浜中治
進行役      : サンテレビアナウンサー

あとは、たまーに大物ゲストが来てくれたりする。

で、党首の福本さんのコメントが、毎回、人柄が出ていていいのね。

「阪神、ええよー」
「がんばりやー」
「なんの問題もなしやね」

「それぐらい、僕でも言えるよー」というコメントで、いつも阪神を応援してくれる。
僕的には、岡田彰布にも出て欲しいんだけど。
岡田さんもけっこう面白い。
しかも、解説なんかを聞いていると、意外と理論的だったりする。

少しだけ、岡田さんの面白コメントを書くと、次のような感じ。

●ある試合で解説していた時に。
実況アナ:さー、ここで、バッターボックスにはバルディリスが入りましたね。
     代打、バルディリスですね。どうですか、岡田さん?
岡田さん:あのね、ここね、バルやないですよ。バルやないですよ。
実況アナ:バルじゃない?えー、バルじゃない。バルディリスじゃない・・・
岡田さん:バルやないですよ。ここ、ミツですよ。
実況アナ:バルじゃない・・・ミツ。あっ、つまり、バルディリスではなく・・・
     えー、右の代打、高橋光信を使えと前監督岡田彰布さんはおっしゃっているわけですね?
岡田さん:そうゆうてるやんか!バルよりミツで分かるやろ!?

●別の試合で解説をしていた時に
実況アナ:さあ、バッターボックスには左の代打、葛城が入りましたね。
     前監督岡田彰布さん、この真弓采配はいかがでしょうか?
岡田彰布:あのね、ここね、ラギやないですよ。ここ、ヒーですよ。
実況アナ:ラギではなくヒー?つまり、ラギこと葛城育郎ではなく・・・
     ヒーこと桧山進次郎を使えと前監督岡田彰布さんはおっしゃっているわけですね?
岡田彰布:分かるやろ!それで!ラギよりヒーで分かるやろ!

●赤星選手に対して。
「お前、今日、あれな」

※あれだけでは、分からないよー。
これは、岡田彰布が阪神の監督時代に、赤星選手の体調(疲労)を考えて「今日の試合は後半からの出場でいく」ということだったそう。
じゃー、そう言えばいいのに。。。

しかも、本とかどうかは分からないけど、赤星選手は、当然、意味が分かっていない。
で、「あれってどういうことですか?」って聞いたら、「俺のやり方に文句があるのか」とばかりに、赤星選手に対して激しく怒ってしまったとか。。。

●「おまえ、外人やんか!?」
以前、阪神に背番号36の一二三(ひふみ)という選手がいた。
高校野球では活躍したけど、プロではいまいちだったか。。。
で、ある年に、一二三選手が背番号を変わり、背番号36を助っ人のヘイグがつけていたことがあった。
で、春季キャンプがはじまる。
岡田さん、それを知らずに、背番号36を見つけると、声をかけた。

「おい、一二三、一二三。」
「おい、無視すんなや!一二三!一二三!」

で、ヘイグが振り返る。その振り返ったヘイグを見て、

「お前、外人やんか!?」

いや、後ろからでも分かるだろって思うけど。。。

最後に、阪神電鉄の株主総会の話。
他のプロ野球チームの株主総会は知らないけど、阪神電鉄の株主総会では、阪神タイガースの話題が出るらしい。
しかも、株主からの経営陣に対する批判が面白い。

●1個提案です。自虐本を出したらどないですか。たとえば、外国人獲るのずっーと失敗してますわね。自虐を本を出したら売れます。トップビジネスになりますよ。

●「タイガースが、ここ50年で3回しか優勝できない最大の理由はドラフトが下手だということです。特に2位や3位の上位指名が下手。ここを改善してほしい。前評判のいい即戦力の選手をもっと指名できたのに“なんで、こんな選手をわざわざこんな上位で指名する必要があるのか”という不思議な指名が毎年のように繰り返されている印象があります」と言われる。

●阪神のドラフト戦略を「大トロやウニの皿が目の前を流れているのに手をださないで、タコやイカの皿から取っていく」と言われる。

●阪神のドラフト戦略を「秘密兵器のような選手を上位で指名して秘密のまま終わっていったことがどれだけあるのか」と言われる。

今回はこの辺で。

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