方丈記に、似た運命

― 懐かしい古典が、今、蘇る ―


アルバイトの初歩①

アルバイトをする時って、色々と気になることがある。
しかし、いちいち他人に聞いたりもしない。
今回は、そんな内容についてのお話。
まー、僕の場合は、こうだったというだけのお話だけど。。。

●どうやって、アルバイトを見つけるか?
<学生の時>
・チラシ広告
 けっこう情報量が豊富なのがポイントか。
 特に、ド短期のアルバイト(交通量調査、出口調査)は、早い者勝ちなので、見つけたらすぐに電話していた。
・大学の紹介
 塾講師、家庭教師、旅館の手伝いとか、系統的にはこういうのが多かっただろうか。
<一般の時>
・求人情報誌
 僕の場合だと、an、フロムエー、JONEとか。
 アルバイトに限らず、派遣社員、正社員と圧倒的に情報量が多いのがポイントか。
・直接、間接
 よく店舗内で「アルバイト募集」の張り紙をしていたりするけど、それのこと。
 僕は、ふつーにそこの店長に「アルバイトに応募したいんですけど・・・」と言ったこともある。
また、知り合いからの紹介ですることも2件だけどあったか。

●面接時の注意事項
これ、特にはないんだけど、一応書くと、次のような感じだろうか。

・服装
普通の私服でOK。さすがに、半そで短パン、サンダルはまずいと思うけど。
服装に指定がある場合は、先方から連絡があるはずなので。

・履歴書
基本的に、履歴書は必要という認識でOK。
僕の経験上では、客引きのアルバイトをした時も、履歴書持参で行っているからね。
ただ、学生の場合だと、なくてもいい場合もあったと思う。
あと、ド短期の場合だと履歴書は必要なかったと思う。(今もそうかは知らないけど。。。)

・労働条件
基本的なことだけど、きちんと確認しておいた方が良い。
時給、残業、交通費、社会保険、他店舗への異動、など。
子どもがいる方だと、急に休んだり(早退)することがありうることも伝えておいた方が無難かと。
あと、確認できるなら変なルールがないかとか。
日誌を書けとか、ミスに対して罰金が発生するとか、早出して掃除をしないといけないとか。。。

●アルバイトを辞めたくなったら
アルバイトをしてみたら、自分には合わなかったと思うこともある。
で、辞めようと思う。
ただ、辞めたいなと思っても、1か月は続けた方が良いなと思う。
いや、別に、すぐに辞めたって良いんだけど。
もちろん、ド短期のバイトなら、こんなことにはならないだろうけど。

というのも、どんなに嫌なアルバイトでも、少しは学ぶことがあるはずだと思うので。
最低でも、自分には合わないアルバイトもあるんだなとか、こんな変なところもあるんだなとか、何かはあるはずだから。
もちろん、しばらくいることで、慣れてきて苦でなくなる場合もありうるし。
あえて、その目安を期間で言うなら1か月というところ。

で、アルバイトを辞める時って、辞めたいけど辞めづらいと思う人も多いと思う。
特に若い人の場合。
なんて切り出そうとかと悩んだりとか。
誰かに辞めることを伝言してもらおうとか。。。
でも、責任者(店長など)に、できれば2週間ほど前位に、ふつーに「辞めます」と言うので問題なし。
もし、無断欠勤をしたとか、お店に迷惑をかけた事実があるなら、「その点はすみません」とか「戦力にならずにごめんなさい」と謝っておけばいい。

●アルバイトの掛け持ち~労働時間
僕は、大学時代に、アルバイトの掛け持ちをしたことがあった。
僕は、大学時代にホテルでアルバイトをしていたけど、二回、郵便局の年末年始のアルバイト(仕分作業)をしている。
ホテルのアルバイトは、夕方17時から21時。
そして、郵便局のアルバイトは、21時45分から翌朝の6時45分だったと思う。
休憩時間が仮眠時間を合わせて90分。

それで、いくら若いとはいえ、長時間労働をすると体はしんどい。
しかも、夜勤ともなると、まーまー体には堪えるのね。
だから、まず、無理をしないということが大事になる。
一応書くと、僕は、この状況でもそれなりに大学には行っていたから。

で、僕の場合だと、ホテルのバイトが4時間、郵便局のバイトが7時間30分となる。
合計すると、一日の労働時間が11時間30分。
何が言いたいかというと、労働基準法では、一日の労働時間が8時間を超えると割増賃金の支払いが必要と定められているのね。

でも、ほとんどの人は、アルバイトの掛け持ちをしていることを大っぴらにしない。
それどころか、正社員だと副業禁止というところも多い。
ただ、金銭的な損得の話をすると、アルバイトの掛け持ちをする場合は、両方のアルバイト先にその旨を話して、一日の労働時間が8時間を超えるのであれば、割増賃金を受け取れるようにするのが良いというだけのお話。

一応書くと、僕も、当時、労働基準法を知らなかったので割増賃金はもらっていない。
それどころか、給料が入っていることは確認しても、それが正しい額かの確認まではしたことがない。
例えば、僕は、夏休みなんかだと、ホテルのバイトを朝から晩までしたこともあった。
朝一で朝食、それが終わったらベットメイキング、夜が居酒屋。
この場合も、一日の労働時間は12時間ぐらいあったはずだけど、割増賃金はもらっていなかったかもしれない。
実は、もらっていたかもしれないけど。。。

というわけで、アルバイトを掛け持ちする場合は、一日の労働時間が8時間を超える場合は割増賃金が発生するということを覚えておくと、良いことがあるかもしれない。

●社会保険完備
社会保険完備の意味、分かりますか?
そもそも、「社会保険」が何を指すのかが分かっている必要があるんだけど。。。
ここでいう社会保険というのは、労災保険、雇用保険、健康保険、厚生年金保険のこと。
そして、社会保険完備と言うのは、「当社では、これらの保険に加入できます」ということ。

で、社会保険というのは強制保険なので、加入要件を満たすのであれば、絶対に加入しないといけない。
で、加入要件を満たす限りは、加入しておいて損はないと思っている。
(実際は、アルバイト・パートの場合は、微妙かもしれないけど。。。)
その代わり、労災保険以外は、労働者も保険料を支払わないといけない。

社会保険完備のメリットを書くと、次のような感じ。
・労災保険・・・労災を起こした際に、労災保険から保険が下りる。
・雇用保険・・・教育訓練給付を受けられる。(いわゆる)失業保険がもらえる。
・健康保険・・・健康保険証を持参して病院に行くことで、病院代が三割負担となる。高額療養費のメリットは大きい。
・厚生年金保険・・・将来もらえる年金額が増える。死亡保障、障害保障もある。

今だと、特に、国民年金とか厚生年金保険は、払うだけ損という意見もあって、特に若い世代では、年金に加入したくないという人も多いらしい。
確かに、年金が当てにできない部分はあるけど、個人的には、年金は加入していおいて損はないと思っている。
確かに、昔と比べたら、得する割合は減ってきているけど、それでも損はしないように一応設計されている。
しかも、保障内容と負担額から見ても、僕は、まだまだお得感は高いと思っている。

それで、加入要件を満たすかどうかは、その人の働き方(労働日数、労働時間)が大きく影響してくる。
基本的には、労働日数と労働時間が多くなるほど、社会保険へ加入することになる。
社会保険の細かい加入要件については、ここではスルーするけど、もし、社会保険に加入したくないなら、その旨を会社に伝えるのも全く問題ない。

社会保険に加入しても問題ないなら、会社と相談してシフトを多く入れるのでOK。
もし、社会保険に加入したくないなら、会社と相談してシフトを少なくしてもらう。
特に、主婦(主夫)の場合、所得税法上の扶養の範囲内で働くことを想定している場合が多い。
そのへんの絡みもあるので、所得税法上と社会保険上で、どういう働き方が本人にとってメリットが大きいのかを知っておく必要がある。
まー、一番分かりやすくて無難なのは、所得税法上の扶養の範囲内(年間収入103万円以内)で働くことだろうか。
ちなみに、アルバイトといっても学生アルバイトは、原則として社会保険は適用除外となるので。

今回はこの辺で。

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