方丈記に、似た運命

― 懐かしい古典が、今、蘇る ―


卵巣嚢腫(2回目)の手術日記

今回は、2回目の卵巣嚢腫の手術について。
今回も、中身が薄くて申し訳ないけど。
まー、参考程度に、かるーい感じでどうぞ。

うちの奥さん、卵巣嚢腫の手術を3回している。
で、過去3回の手術を振り返ると、こんな感じ。

回数  年齢  部位   大きさ    手術
――――――――――――――――――――――――――
1   24  左卵巣  10㎝超   開腹手術
2   32  両方   3㎝複数個  腹腔鏡下手術
3   35  右卵巣  7㎝超    腹腔鏡下手術

いずれの回も、卵巣嚢腫の中の皮様嚢腫というもの。
卵巣嚢腫の中では、最もありがちなタイプ(だと思う)。

それで、3回目の手術の際は、左卵巣を摘出している。
卵巣嚢腫の手術をすると、たいていの場合、卵巣摘出が出てくるらしい。
もちろん、先生から「卵巣摘出」というフレーズが出てきたとしても、すぐに摘出するわけでもない。
色々と話し合いながら、卵巣を残すか取るかを決めていく。
一応書くと、以下の点を話し合いながら、決めるらしい。

・卵巣嚢腫の頻度
・子どもの有無
・年齢
・取った場合のデメリット
・本人の意志

ちなみに、卵巣は2個ある。
そして、1個だけなら取ったとしても、特に問題はない。

それで、僕の妻も、3回目の手術の際に、ついに1個だけ取ることにした。
僕の妻は、両方取ってもいいと言っていたけど。
一応、子どももいるし。
ただ、若くして両方の卵巣を取るというのは、おすすめできないとのこと。
それで、1個だけ取った。

ちなみに、3回目の手術をしてからだいぶ経つけど、今のところ、再発はしていないみたい。
正確には、何回目かの定期検診で、嚢腫が確認されている。
ただ、大きくなっていないので今のところはセーフらしい。
まー、今後、どうなるかは分からないけど。

それで、この卵巣嚢腫、どうも、右・左、関係なくできるみたいなのね。
いやね、僕なんかは、できるときはどっちか片方だけと思っていたので。
しかも、両方にできていた時もあったし。
このへんは、ちょっと厄介というか、全く読めないそうです。

それで、2回目の手術は、子どもが生まれて1年後にしている。
妊娠した時点で、小さな腫瘍があることが分かっていた。
で、とりあえず、経過観察をしながら、様子を見ていた。
で、出産後も、経過観察をしていたけど、僕の妻は、早めに手術をしたいと思っていた。

というのも、1回目の痛い経験があったから。
うちの奥さん、1回目は、茎捻転を起こしてしまい、激痛を体験していた。
それで、あの激痛だけは勘弁して欲しいと言っていた。
分からないけど、相当痛いみたい。
なんせ、もう悶え苦しむというか、のた打ち回るというか、とにかく大変だったから。

あと、うちの奥さん、子どもが生まれてからは、育児休業を取っていた。
約1年半。
それで、職場復帰してからの手術はめんどくさいので、育児休業の間に手術をしてしまいたいと思っていた。

というわけで、子どもが生まれて1年後に卵巣嚢腫の手術をした。

ただ、実は、この2回目の手術もほとんど覚えていない。
それぐらいの記憶しかないけど、とりあえず書きます。
詳細を知りたい方は、以前、3回目の手術の話を書いてあるので、そちらでどうぞ。
すみません。。。

2回目の手術の時は、最初、整形外科の病棟に入っていた。
いやね、ふつーは、産婦人科病棟に入院するはずなんだけど。
ていうか、ふつーは、絶対にないと思う。

しかも、なぜか大部屋だった。
つまり、卵巣嚢腫の手術を受ける人が、整形外科病棟の大部屋で入院したわけ。
もーね、ぜーーったいないから。

で、なんで整形外科の病棟に入院したかというと・・・
忘れた。。。
いや、僕も、同居の親族として説明を受けたはずなんだけど、忘れました。
多分、ベットの空きがなかったとか、何かあったとは思うけど。
まー、途中で、産婦人科病棟に移動はしたんだけど。
分からないけど、婦人科系の病気で入院した場合は、はじめから産婦人科病棟に入った方が良いと思う。

それで、手術当日。
僕は、同居の親族として、手術の間も、妻のベッドで待機していた。
確か、手術は午前中だったか。
もうこのへんもあやふやだけど。。。

ただね、大部屋だから、色んなとこから会話が聞こえてくるわけ。
だいたいは、ヒソヒソ声なんだけど。
ところが、妻の横のベッドからは、大きな声が聞こえてくる。
入院していたのは、おばあちゃんだった。
で、二人ぐらいお見舞いの方がいた。

しかも、この辺とはちょっと違う言葉を話す。
僕は、その言葉を聞いて、「お隣は、隣の県から来ている」と分かった。
僕も、以前、そこの県に住んでいたことがあったので、すぐに分かったのね。

で、たまたま、何かの拍子にお隣さんと話したら、やっぱり隣の県から来ていた。
というのも、僕が、今、住んでいるところから、お隣の県にかけての地域は、大きい病院がないのね。
で、入院・手術となると、わざわざ県境を越えてここの病院まで来ることもあるんだとか。

僕の妻、手術が終わると、部屋に戻ってきた。
当然、手術後には、手術の説明を受けたはずなんだけど、これも全く覚えていない。
で、唯一、僕が覚えているのが、手術から戻ってきたら、僕の妻は、なぜか「寒い」と言っていた。
大部屋だったせいだろうか。
分からないけど。
ただ、手術直後で寒いと言ったのは、この2回目の時だけだったと思う。

で、夕方ぐらいになると、看護婦さんが「部屋を移動します」と言ってきた。
で、いつもの二人部屋へと移動した。
まー、やっぱり、産婦人科病棟のベッドが空くのを待っていたんだろうね。

と、まー、こんな感じで手術当日は終わり。
すみません。
本当に何も覚えていなくて。

翌日、息子と義理の母と3人でお見舞いに行った。
すると、息子は、ベッドに寝ている妻を見て、泣き出す始末だった。
子どもは、1歳になったばかり。
いやー、分からないけど、自分のお母さんがいつもと違う感じで驚いたのか?
僕が子どもを抱っこして、妻の顔に近付けても、息子は泣くだけ。

というわけで、お見舞いも程ほどにして、家に帰った。

で、2回目の卵巣嚢腫の手術もこれで終わり。

今回はこの辺で。

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