方丈記に、似た運命

― 懐かしい古典が、今、蘇る ―


プロ野球~ミスター長嶋茂雄②


●ボクシングの試合でゲストとして呼ばれたときに。
アナウンサー:今日の試合ですがね、どういう風に、どこをご覧になります?
長嶋さん  :そーですね、まあ、しかし、色々テクニックの問題だとか、色々闘いはあるでしょうけどね、
       まー、ひとつの野球を通じたですね、ひとつの男の闘い・・・
アナウンサー:・・・野球?

これなんか、わざとかと言いたくなるけど。。。
でも、本人は、全く気にしてないからねー。
ていうか、本能的に、「野球」が口から出るんだろうね。

●自己分析①
私の場合は、もう33年、プロ野球に入ってからですねー、まあ、ゴールデンボーイという形で、
そして、天才的プレイヤーという、そういうことですねー、みなさんからそいう形容をですね・・・

●自己分析②
マスコミのみなさんから、色んな天才野球児現れるとか、んー、ハリケーンだとか、色んな形容をいただきましたよ。

●自己分析③
大変手前みそになりますけども、僕の現役じぶんてのは、まあ、皇室男なんてね、
非常にロイヤルのみなさんが観戦なさると、猛打炸裂という形でね・・・

これねー、自分のことを、ゴールデンボーイとか天才野球児とか、ふつーは言わないよ。
しかも、ハリケーンに至っては、もう災害じゃないの?
とにかく、長嶋さんの話はユニーク。
こんな野球選手、他にいないよ。

●ノックアウトされた入来に対して。
入来、お前は何をやってるんだ、お前は。いつも一緒じゃないか、お前は。しっかりやれ!
名前は、君なんだっけ?

※長嶋さんが名前を覚えないのは有名だけど、この流れで名前聞く?

●ナイスピッチングをした入来に対して。
いやー、入来がよう投げてくれましたねー。133(球)。もう、球威劣らず、制球乱れる・・・最高の投球内容でした。

※球威劣らず、制球乱れる、で、最高の投球内容ですか?

●中畑清との日本シリーズの話で。
えー、シリーズの短期決戦というものは、キーゲームはどこかというと第二戦なんですよね。
1、2、3、4、5、6、7ゲームの中で1つ挙げるといえば、キーゲームはセコンドゲーム。
(本人はセカンドゲームと言いたかったんだと思います、多分。。。)
初戦よりも第二戦が非常に大事っていう、よく我々のね・・・

※なるほど、日本シリーズは、初戦よりも第二戦が重要なのね。

●宮本和知との日本シリーズの話で。
キーマークはね、第二戦と。
第二戦がね、キーゲームとよく言われたもんですよ。
なぜ、第二戦がね、キーゲームになるかっていうね・・・根拠はね、別にそうある方じゃないだけども・・・

※えっ、中畑さんにも、第二戦が重要だって言ってたよね?
しかも、根拠がなかったって。。。

●今の巨人に必要なものを3つ挙げてくださいと言われて。
キャッチャーでしょうね、1つは。キャッチャーのポジション。
で、第2番目がですね、ストッパーでしょうね。
じゃあ、3つ目はどうかっていうと、3つ目はもう今ありません。

※なかなか、こういう会話のできる人はいませんよねー。
場を和ませようとしたんだよ、きっと。

●試合前に、梨田監督との話で。
梨田監督:今日先発、あのー、3年目の高木っていうのを・・・
長嶋さん:あー、そう。
梨田監督:若いピッチャーも出てきてますし・・・
長嶋さん:ふーん。今日、誰行くの?アタマ(先発)で・・・
梨田監督:高木っていう・・・
長嶋さん:あっ、高木っていう・・・

※ねー、ちゃんと梨田監督の話、聞いてた?
まー、長嶋さんらしいけどね。

●2000年に巨人が優勝した日の翌日に、徳光さんとの会談で。
徳光さん:ミラクルっていうのは、このためにあったんじゃないかって・・・
長嶋さん:ええ、そういうことでしょうねー。
     あのゲーム、うちから言わせればね、まさに奇跡よりもスーパーミラクルですかね。
     スーパーが付きますよ。
徳光さん:「超」ですね。
長嶋さん:ええ、「超」ですね。スーパーミラクルでしょうね。

(途中省略)

長嶋さん:あたりそのものはね、江藤のあの優雅なね、華麗さの角度のいいホームランじゃ無かったんですよ。
     ちょっと角度が低かったでしょ。角度にして41、42度かな。
     彼のいいのは、45度から46度の角度・・・
徳光さん:はあー

(途中省略)

長嶋さん:あの、本とにね、人を引き付けるね、心を揺さぶるね、そういうものっていうのは、やっぱりね、1-0のね、
     完封ピッチングが凄さをね、引き付けるね、凄みですよ。
徳光さん:はい。
長嶋さん:完封の場合はね、1-0の場合は凄みなんですが、
     バッティングでああいう江藤の打ったようなのは、凄みじゃなく、うーん、もう、凄さかな。

※いやー、もー、長嶋さんの魅力満載。
奇跡よりもスーパーミラクル。
ホームランの角度が41、42度。
最後の「凄みじゃなくて凄さ」に至っては、わけわかんねー。

●2000年に巨人が優勝した年に、テレビ番組での会談で。
女子アナ:今年、野球以外で楽しかったことって?
長嶋さん:野球以外で楽しかったこと?
野球以外で楽しかった事って、あまりにもね、レギュラーシーズンはね、ああいう戦いで、
     んー、厳しい戦いを強いられましたからね、楽しさっていう他に求めることもできなかったし。
     野球以外無かったんじゃないかな。
女子アナ:野球以外で楽しいことは一切?
長嶋さん:無かったね。
女子アナ:はい。
長嶋さん:ただ一つ、あると言えば、やっぱり、その時の勝利をしたゲームでしょうね。

※結局、これも野球の話じゃねーか。
でも、それだけ、野球が好きなんだよね。

・息子・一茂を野球場に連れて行って、一茂を忘れて帰る。
・野球場に車で行って、そのことを忘れて、タクシーで帰る。

これなんかもね、ずーっと野球に集中しているのね。

●キャンプで大洋の屋鋪を指導した後のコメント。
まー、今年は、屋鋪君も期待できるんじゃないでしょうかね。
相当目の色も変わったし、ヒゲの色ツヤもかなり・・・

今回はこの辺で。

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