方丈記に、似た運命

― 懐かしい古典が、今、蘇る ―


会社を辞める際の心構え

例えば、会社を辞めるに際して、

「会社を辞めるのに心構えが必要あるのか!?」
「辞めたいならさっさと辞めればいいじゃねーか!?」

と思う人もいるかと思うんですね。
もちろん、こんな風に思うのもOKグーグル。
むしろ、いさぎよくていいよ。
これぐらい思えるなら、まー、問題はない。

ところがね、いざ、会社を辞めようとすると、ムチャクチャ動揺するから。
もし、自分は動揺しなかったという人がいるなら、それは、動揺しなかったんじゃない。
完全にメンタルをやられていただけ。
多分ね。。。

それでね、会社を辞める際の心構えは、退職マニュアルの本、雑誌、サイトなんかに、だいたい書かれてある。
もーね、僕がここで書こうとすることよりも、細かく、丁寧に書かれてあったりする。
だから、正直、僕がここで書く必要もなかったりする。
だけど、一応ね、僕も、会社を辞めた人間として、ちょっとだけ書かしてね。

で、まず、僕が思ったこと。
会社を辞める時って、僕は、誰にも相談しなかった。
できなかったと書くべきかもしれないけど。
それで、ちょっと参考程度に、退職マニュアル的な本、雑誌、サイトを見たことがある。
正直、あまり参考にならなかった(ような気がする)。
いやね、良いこと、ためになることをいっぱい書いてくれているんだけど、読んで損はないにしても、必須ではないかなというのが、正直な感想。

ただ、会社を辞めた今、振り返ってみて、会社を辞める際の心構えについて、これだけは押さえておいて良かったと思えるものがあって、それが次の3つ。

①円満退職をする。
②自分がどこまで頑張れるかを見極める。
③必ず後悔するものと覚悟する。

で、ここからは、この3点について順番に書いていく。

①円満退職をする。
えーっと、これ、基本的に反対する人はいないと思う。
やっぱり、会社を辞める時は、これが一番だと思う。
できれば、最終出勤日は、みんなに惜しまれながら、会社を去りたいものですよ。

僕もね、円満退職には、まーまー努力しました。
おかげで、最終出勤日は、多くの人に惜しまれてお別れをしましたよ。
って、僕だけが勝手にそう思っているだけだと、ちょっと悲しいですが(泣)
いや、これでも、一部の同僚からは、けっこう慕われていたと思っているんだけど。。。
まー、あくまでも一部だから(笑)

ただね、中には、人間関係が嫌だとか、しんどいとか、顔も見たくないとか、いじめられているとか、そういうので辞める場合もあるのね。
実際、僕も、半分はこれだから。
しかも、僕の周りでも、辞めた理由のほとんどは人間関係。
特に、女性の場合は、そうだと思う。

まー、今の時代、どこで働いても、社内も社外も人間関係はしんどい。
だけど、人間関係が嫌で辞める場合でも、可能な限り円満退職を目指した方がいい。
すでに、人間関係が悪化している場合なら、それ以上悪化せないようにして辞める方がいい。
これ、断言する。

そもそも、会社を辞めるって、それだけでもエネルギー的には大変なこと。
なのに、けんかしながら会社を辞めるようなことになれば、もっとしんどい辞め方をすることになる。
これは、本当にしんどいと思う。
離婚するときに円満離婚するのと、泥沼離婚するのとどっちがいいか?っていう話と同じ。
うーん、たとえが悪かったか。。。

そりゃあ、働いていたら、色々ある。
文句の一つでも言いたいこともある。
僕も、「お前のせいで、どれだけ多くの人が会社を辞めていったか」と、殴りたい奴もいた。
でも、辞める時は、我慢しましょう。
そして、すんだことは忘れましょう。

②自分がどこまで頑張れるか見極める。
これ、ジミーに大事なことかなと。
だいたいね、会社を辞めたいと悩んでいる時って、「あー、もう、会社辞めたいなー。どーしよーかなー」って、毎日、心が揺れているのね。

昨日は、会社に行くのが嫌だった。
でも、今日は、頑張れた。
明日は、分からない。

つまり、視点が、その日一日になってしまっているのね。
これだと、あと自分がどれだけ頑張れそうかが、分からないわけ。
例えば、「あとどれぐらい頑張れそう?」と聞いても、「分からない。とりあえず今日一日がんばってみる」みたいな感じになって、ほら、結局、視点が今日一日になるのね。

また、追い詰められると、無理をしてでも頑張ろうとするタイプもいる。
で、こういうタイプの場合、無理を重ねてメンタルをやられてしまう。
実際、僕の周りでも、多くの人間がメンタルをやられて、休職をしたり、退職をしている。

きっとね、こういうタイプは、根が真面目なんだと思う。
だから、自分の限界を超えても頑張らないといけないとか、会社に行かないといけないと思っている。
でもね、メンタルを病んでまでやる仕事ってある?
やっぱり、自分の限界を超えるなら、辞めて正解だと思うけど。

とにかく、「自分がどこまで頑張れるか」、「自分がどこまで無理をしてもいけるか」というのを見極めること。
これ、とても重要だと思う。
でないと、「頓死」することもあるから。
あるいは、新しいスタートに立つまでに、ムダに時間が経ってしまうこともあるから。

③必ず後悔するものと覚悟する。
会社を辞めるに際して、

「できるだけ後悔をしないように会社を辞めたい」
「後悔したくないから会社を辞める」

と、思いながら会社を辞めようとする人がいる。
僕も、会社を辞めてから、何人かに「会社を辞めて後悔しなかった?」って聞かれた。
多分、多くの人が気になるんだと思う。

だから、はっきり言います。

「後悔します!!」
「後悔します!!」
「後悔します!!」

大事なことは二回言うお約束だったけど、三回言ってやったぜ。
ワイルドだろう!?

変なノリでごめんなさい。

元に戻して、絶対に後悔するから。
逆に言うと、後悔があってふつーだから。
しかも、会社を辞めたことが、正解かどうかも分からない。

まー、会社を辞めるのって、そんなもの。
少しは参考になった?

今回はこの辺で。

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